登録日:
2025-03-07
最終更新日:
2025-03-21
BFFアーキテクチャの説明
BFF(Backend for Frontend)は、フロントエンド(Webアプリやモバイルアプリ)とバックエンドの間に位置する中間層のアーキテクチャパターンです。
主に以下のような役割を持ちます。
BFFの特徴とメリット
フロントエンドごとに最適なAPIを提供
- Webアプリ、iOSアプリ、Androidアプリなど、それぞれのフロントエンドの要件に合わせたAPIを提供できる。
- 例えば、モバイル向けには軽量なレスポンス、Web向けにはリッチなレスポンスを返すなどの調整が可能。
バックエンドの統合とデータの集約
- 複数のバックエンドAPIからデータを取得し、フロントエンドが必要とする形に整形して返す。
- フロントエンド側の負担を軽減し、ネットワーク通信の回数を削減できる。
セキュリティの向上
- 認証や認可の処理をBFFに集約し、フロントエンドから直接バックエンドAPIにアクセスさせないようにできる。
- CORSの問題を回避しやすくなる。
開発の柔軟性とスピード向上
- フロントエンドチームがバックエンドの変更に依存せずに開発を進められる。
- 各フロントエンドごとに独自のロジックをBFFに実装しやすい。
BFFの構成イメージ
[モバイルアプリ] ───┐
│
[Webフロント] ──── BFF ─── バックエンドAPI
│
[他のフロント] ────┘
BFFは、各フロントエンドごとに用意されることが多く、例えば以下のような構成が考えられます。
-
bff-web
(Webアプリ用のBFF) -
bff-mobile
(モバイルアプリ用のBFF)
BFFを導入する際の注意点
- BFFの増加による管理コスト
- 各フロントエンドに対応するBFFを個別に開発・運用する必要があり、管理が煩雑になる可能性がある。
- パフォーマンスへの影響
- BFFがボトルネックになると、全体のレスポンスが遅くなるリスクがある。適切なキャッシュ戦略などが必要。
BFFは、マイクロサービスアーキテクチャと組み合わせて利用されることが多く、近年のフロントエンド開発において重要な設計パターンの一つです。