登録日： 2025-03-16 最終更新日： 2025-03-16

第5章 5.1 配列の作成と操作

PHPの配列は、複数のデータを1つの変数にまとめるために使用されます。数値インデックスの配列や、キーと値のペアで構成される連想配列があり、データの操作に柔軟性があります。

5.1.1 配列の基本

配列を作成するには、array() 関数や短縮形の [] を使用します。

例: 基本的な配列の作成


// 配列を array() で作成
$fruits = array("りんご", "バナナ", "オレンジ");

// 短縮形の [] で作成
$vegetables = ["にんじん", "じゃがいも", "玉ねぎ"];

配列の要素にアクセスするには、インデックスを使用します。インデックスは0から始まります。

例: 配列の要素にアクセス


echo $fruits[0]; // 出力: りんご

PHPでは、配列に要素を簡単に追加・削除できます。

例: 要素の追加


$fruits[] = "ぶどう";          // 配列の末尾に追加
array_push($fruits, "メロン"); // array_push() で追加

例: 要素の削除


unset($fruits[1]);        // インデックス1（バナナ）を削除
array_pop($fruits);       // 配列の末尾の要素を削除

PHPには配列を並べ替えるための便利な関数が複数用意されています。用途に応じて、昇順や降順、キーや値によるソートを選べます。

例: sort() の使用


$numbers = [4, 2, 8, 1];
sort($numbers); // [1, 2, 4, 8]

例: rsort() の使用


rsort($numbers); // [8, 4, 2, 1]

例: asort() の使用


$ages = ["Alice" => 25, "Bob" => 20, "Charlie" => 30];
asort($ages); // ["Bob" => 20, "Alice" => 25, "Charlie" => 30]

例: ksort() の使用


ksort($ages); // ["Alice" => 25, "Bob" => 20, "Charlie" => 30]

これらの関数を使うと、データを希望の順序で並べ替え、目的に応じた操作がしやすくなります。